5人の王子とお姫様!




聖と楓斗に手助けしてもらって、ああして謝るに至れたということを琉羽と光邦に話していた。



「なーんか意外だねぇ」


「そうやな。聖はともかくあの楓斗がなぁ。どんだけ考えても天音を心配してるようにしか思えへん」


「血迷ったとか?内なる自分は〜みたいな感じ?正気じゃなかったのかもねぇ〜」


「なーるほどな。内なる楓斗は女子を放っておけへんのやな(笑)
どういう状況やったん?らしくないことしとったとか、何か無いんか?内容によっては後で弄ったろ」



明らかに冗談まじりの2人の会話。


どういう状況だったか、思い出してぼそり。


聞かれてつい、考えなしに呟いてしまった。



「脱衣所に、楓斗といた」



沈黙。


……あれ、これ…。



いくら鈍い私でも、言っちゃダメだったことはすぐに気付いた。


けど……もう遅い。