「午前中にね、体育祭でやる競技決めたんだけど天音聞いてた?」
「聞いてない」
「あはは、だよねぇ〜。
僕はね、100mリレーと騎馬戦になったんだ。えっと、くーは1500mって言ってたかなぁ」
「ふぅん…」
琉羽の隣で、私の斜め前に座る空がうどんを掻っ攫って行くのを眺めながら相槌を打つ。
「あ、ちなみに天音は800m走と借り物競争ね。で、綱引きは強制」
「うん」
「てゆーかさぁ、天音って運悪い?」
「…?普通、だと思うけど…」
いきなり何を言うのかと、首を傾げる。
琉羽が若干苦笑してたのが気になった。
「残り物には福があるって言うけどさぁ、そういうのってやっぱり当てにならないよねぇ」
「…?」
「うちの学校ね、体育祭も大々的な行事の一つなんだ。外部の出入りも自由でね、特に他校の女の子が多いの」
「ふぅん」
琉羽の言うこと、なんとなく予想がつくけど。

