嫌いな私に自分から話しかけて、それが遠回しな気遣いで。
すごく、おかしな人だと思った。
なんて不器用な人なんだろう。
琉羽と光邦に対して、言葉が過ぎたことは自覚していた。
だけど、どうしても不安だった。
話をできるか、その後どうすればいいのか、分からなかった。
「あいつらも悪気があったわけじゃねーんだよ。だからお前から気持ちを察してやれ。
子供がそのまま大人になったような奴らだから、頭の出来は限りなく悪いんだよ。どうせお前が怒る理由なんて分かってないだろうし」
「…うん…」
琉羽と光邦、ひどい言われようだ。
擁護してるのか、さらに貶してるのか。
これはどっちだろう…。
流石の私でもそれに対しては思うところありだけど。
昨日のことを、きっと楓斗は聖か誰かに詳細を聞いて知ったんだろう。

