5人の王子とお姫様!




奥には風呂場もあって、大浴場といえば大げさだけど、小さめのそれにはなっている。


もちろん各部屋に風呂はあるし、女子は私一人だから、私はそっちを使っている。



脱衣所に連れ込むや否や、ドアを閉められた。



……えー、と。


なんで、お風呂?


え、何するの……?



悶々と考え込む私を他所に、楓斗がぽつりと呟く。



「あいつら、心配してる」


「……え?」



少しだけ不機嫌そうな楓斗。


何を言ってるのか理解できなくて一瞬呆けたけど。


すぐに、琉羽と光邦のことを言っているんだと思い至る。



……すごく面倒くさそう…。


それなら、別にわざわざ言いに来なくてもいいのにと思いながら楓斗を見る。


ばちり、目が合ってから視線を逸らされた。


心なしか目が泳いでいる。



……ああ、そっか。


合点がいった。