5人の王子とお姫様!




* *



食事を終えて、リビングを出たところで息をつく。


私が、どうしたいか……。


さっきの聖の言葉を考えてみるけど、何も浮かばなかった。



もし仲直りしたとして、今まで通り接することができるかも不安だ。


そうしたらまた、迷惑をかけてしまうかもしれない。


つくづく自分が面倒な性格をしていると思い知る。


閉じた扉のノブから手を離さないまま、またひとつため息が漏れた。



「おい」


部屋に戻ろうかな、と振り返ったところで声をかけられる。


人の名前を知っているくせに、横柄な態度で話しかけてくる口の悪い人はこの寮には一人しかいない。


「……なに?」


分かっていたけど、それを抜きにしても意外と予想していなかった相手。



女の私に自分から声をかけてくるなんて、どういう心境の変化だろう。