5人の王子とお姫様!




はは、と笑いながら話す聖に、なんて言葉を返せばいいか分からなくて、とりあえずサンドイッチを口に運ぶ。


何かをして誤魔化していないと、落ち着かなかった。



「反省していたよ。二人とも天音ちゃんと仲直りしたいみたいだね」


「……」


「天音ちゃんはどうしたいのかな」



聖のそれは、疑問形じゃない。


私に言って聞かせるみたいな言い方だった。



口の中のものを咀嚼して、飲み込んでから私は口を開いた。



「……お節介って、言われない?」


「はは、僕が?冗談にしては、あまり上手くないね。
僕はこの寮にいる誰よりも非情だよ?」


にっこり笑う聖に身震いした。



楓斗が似たようなこと、言ってた気がする。


女の人に優しいとか、優しくないとか。


私もなんとなくそんな気がして、同意見だったことを思い出す。



くっ付いてくる空の頭を撫でながら、確かに違う、と再認識した。