5人の王子とお姫様!




聖の手にはサンドイッチが乗ったお皿があった。


「天音ちゃん、お腹は空いてない?」


……やっぱり、お兄ちゃんだ。



聖の言葉に、こくりと頷いて食堂に入る。


言わずもがな、空も後をついてきた。



サンドイッチを口に運んでいると、トン、とコップが目の前に置かれた。


喉が渇いていて、ちょうど良く欲しいと思っていた牛乳を一口喉に流し込む。


「ありがとう」


抜け目がない、と思ったのは聖には内緒。




黙々と食事する私の向かいに座った聖は、私が飲み込むのを待っていたように切り出した。



「今朝、琉羽と光邦が下に降りてきたんだ」


ピタリ、最後のサンドイッチに伸ばしかけた手が空中で止まる。



「二人にしては珍しく早く起きてきたから、正直驚いたよ。
昨日は夜も遅かっただろうしね」