5人の王子とお姫様!




そもそも、普段は空が一番起きて来るのが遅いのに。



……もしかして。



「心配、してるの…?」


無気力、だけど優しい。


分かりにくいけど、人一倍、人の機微に聡いから。


そうなんじゃないかと思って問いかけた。



空は数秒、目を瞬いた後、悩むような仕草を見せて。


「……ん」


素直にこくり、頷いた。



昨日の件で、あの場に空が来たのは騒動のあと。


深い事情を知らないのに、聞くこともなく、側にいようとしてくれる。


本当に、優しい人。



「本当に平気だよ。元気、うん」


するりと言葉が出てきた。


元気さをアピールしようと精一杯笑ってみせる。


最初はきょとんとしてたけど、空も微笑んでくれた。



ぎゅうっと抱きしめられる。



「……」


ええと……



何かを言おうとしたけど、なんて言えばいいのか分からなくて言葉が迷子になる。