着替えてリビングに行くと、ちょうど出ようとしていた空と鉢合わせした。
「あー……ごめん。平気…?」
正面から肩がぶつかりかけたけど、咄嗟に空が体を逸らしてくれた。
加えて、前に腕を持ってきて、自然な動作で支えてくれる。
空、できた人だ……。
「うん、平気」
言いながら、頷いてみせる。
一連の動作に感心しながら中に入ると、なぜか空も後をついてきた。
「……?何ともないから、ついて来なくていい」
どこかに行くところだったみたいだから、なおさら付き合う必要はない気がする。
そう旨を伝えると、空は小さく首を振った。
「いい、別に。天音、遅かったから……起こしに行こうと思っただけ…だから」
おかしなことを言うな、と思った。
休日にみんなが降りて来る時間帯はまちまちで、私もまた然り。
おまけに昨日はパーティーだったから、別段気にすることも無い。

