5人の王子とお姫様!




着替えてリビングに行くと、ちょうど出ようとしていた空と鉢合わせした。


「あー……ごめん。平気…?」



正面から肩がぶつかりかけたけど、咄嗟に空が体を逸らしてくれた。


加えて、前に腕を持ってきて、自然な動作で支えてくれる。


空、できた人だ……。



「うん、平気」


言いながら、頷いてみせる。


一連の動作に感心しながら中に入ると、なぜか空も後をついてきた。



「……?何ともないから、ついて来なくていい」


どこかに行くところだったみたいだから、なおさら付き合う必要はない気がする。


そう旨を伝えると、空は小さく首を振った。


「いい、別に。天音、遅かったから……起こしに行こうと思っただけ…だから」



おかしなことを言うな、と思った。



休日にみんなが降りて来る時間帯はまちまちで、私もまた然り。


おまけに昨日はパーティーだったから、別段気にすることも無い。