二人のこの顔は嘘なのか、本当なのか。
心配するフリをして、必死な私を嘲笑ってるんじゃないか。
さっきの件がちらついて、疑心暗鬼に陥ってしまう。
優しくしてくれる人たちを疑うなんて、心底自分が憎らしい。
それでも、何て言えばいいか分からなくて。
「…ど、して……」
漏れたのは、かすれた声。
自分がどれだけ酷い言葉を、二人に投げつけようとしているかを悟った。
このまま続けたら絶対に嫌われる。
だけど、制止しようとした言葉はいとも簡単にかき消されて終わる。
「どうして……助けて、あげなかったの…?」
言いたくない。でも、気が済まない。
言わないと。
矛盾した心を抱えながらも、二人を見る私の目は確実に批難の色を帯びている。
睨む私に驚いたような表情をした2人は、それぞれ戸惑うように顔を逸らした。
それを見て、体の力が抜ける。

