5人の王子とお姫様!




クラクラする。


頭の中が真っ白。身体が冷えていく。


体温が抜けていくような、そんな感覚。



尚も続く、耐えがたい罵声。


私に向けられた言葉と相違なく込められた、悪意の数々。


周りの声も大差なかった。



「出たよ、Eクラスの落ちこぼれ」


「何であんな奴がここにいるんだよ」


「空気悪くしてることに気付けよな」


「友達ゼロのあいつを助ける奴なんかいねぇだろ」



遠巻きにする人たちからの、隠し切れない陰口の嵐。


助けようと動く人は、いない。


いい気味だと言わんばかりの冷たい目。



そう、これ。


自分が悪いかも分からなくて、でも皆がそうして見てくるからとても、息苦しくて。


怖かった。嫌だった。




と、呆然と立ち尽くす私の耳に届いた声に我に返る。