クラクラする。
頭の中が真っ白。身体が冷えていく。
体温が抜けていくような、そんな感覚。
尚も続く、耐えがたい罵声。
私に向けられた言葉と相違なく込められた、悪意の数々。
周りの声も大差なかった。
「出たよ、Eクラスの落ちこぼれ」
「何であんな奴がここにいるんだよ」
「空気悪くしてることに気付けよな」
「友達ゼロのあいつを助ける奴なんかいねぇだろ」
遠巻きにする人たちからの、隠し切れない陰口の嵐。
助けようと動く人は、いない。
いい気味だと言わんばかりの冷たい目。
そう、これ。
自分が悪いかも分からなくて、でも皆がそうして見てくるからとても、息苦しくて。
怖かった。嫌だった。
と、呆然と立ち尽くす私の耳に届いた声に我に返る。

