5人の王子とお姫様!




苦々しく思いながら、拒否しなかったのは私が小心者だからとしか言いようがない。


だって叔母さん、怒ると怖いもん。



その結果——



毛先くるくるツインテール。


身包みはがされた挙句、着せ替え人形のように何度も着替えさせられて、最終的にサーモンピンクの膝丈ドレスと、薄紫のヒラヒラした半袖ボレロを羽織って落ち着いた。


それと、ドレスに合わせたクリーム色のミュール。


ちなみに化粧はしていない。


私が好きじゃないのもあったけど、なぜか叔母さんがこのままで行けって言ったから、多少のカバー程度で特に何もしていない。



うるさく言われると思ったけど。


面倒さかったのかな…。


そう適当に結論付けることにした。




——とまあ、そんなこんなで今のスタイルが完成したのは、パーティー開始の5分前。