__ キーンコーンカーンコーン __

「よっしゃー!昼だー!」
「お腹すいたー」

みんなが昼休みへの解放を感じていた。
私はいつものメンバー、光里、芽衣、皐月、凛の4人と昼ごはんを食べていた。
流星はいつも一人だ。

「なんかー最近つまんないよねー。
ちょっと楽しいことしない?」
光里が突然言い出した。なんか嫌な予感がする。

「確かにー!え!なにする?!なにする?!」
ほんとに芽衣は光里の金魚の糞だわ。光里の意見には即賛成。まぁ側から見れば私も一緒の分類だよね。

「なにすんの?」
皐月と凛も賛成している。

「うーん、今さー無性に何か殴りたい気分なん
だよねー」

なにいってんの、こいつ。
ニヤニヤしながら流星のほう見て言ってるなんて、確実に殴られるの流星じゃん。

「殴るのはやめといたほうがいいんじゃない?ほら!殴る方も痛いって言うし...」

殴る方が痛いなんてどうでもいい。なのに、「光里のことを思って」って感じでしか止めることができないのは、自分が弱すぎるから。

「ねー、思ってたんだけどさぁー、星笑今最近ノリ悪くない?一緒にいてしらけるんだけど、ねぇーみんな?」

「それ思った!」
すかさず返答したのは、やはり芽衣。

「(..これは、やばい、4対1になる)
いや、ね?光里がさ手、傷つくの可哀想だなーと
思って!」

「なんだ?そう言うこと?いじめを止めようとしたのかと思った〜。そんなことしたら、次は自分がいじめられるだけなんだから、そんなことしないかー」

私はゾッとした。そうだ、そんなことをすれば、次は私が....
また1つもう1つと偽りの自分を作り出し、自分が可愛いだけの最低な人間に塗り替えられていく。