そんなある日、母と喧嘩した時、

「流星ちゃんを見習いなさい！なんであんたは言うことを全然聞かないの！」

「なんでそこで流星がでてくるのよ！そんなに流星がいいの？！お母さんは流星が娘のほうがよかったんだ？！」

私はそれを言って なんの答えが欲しかったのだろうか、多分 「そう言うことじゃないでしょ」など否定をして欲しかったのだろう。
でもその時お母さんは

「そうね」

このたった一言。中学生という不安定な時期の私には、軽く受け入れることもできず、絶望的な言葉だった。

それから、私はいつも私の前を行く流星を羨み、妬み、流星を見る目が徐々に変わっていった。
高校1年生になる時には、流星への気持ちはもう嫉妬心で埋め尽くされていた。
最初は悪口を言うだけの軽い気持ちだった。それもれっきとしたいじめだが、嫉妬に埋め尽くされた私には正しい判断ができなかった。軽い気持ちでやってしまったいじめはだんだんエスカレートしていき、今に至る。