「 きーらーきーらーひーかーるー」

「おーそーらーのーほーしーよー」

「まーばーたーきー....っ!!るっちゃん!
ながれぼしさん だよ! みた?みた?!」

「うん!みた!みたよ!すごいね!えっちゃん!」

「なんで ながれぼしさんって すぐにきえちゃうんだろうね...かわいそう」

「えっちゃん、しってる? ながれぼしさん はね わたしたちのかわりに ないて かなしみをうけとってくれるんだよ!
だから ながれぼしさん の ぶん まで えがお で いきるんだよって、おばあちゃんが いってたの!」

「そうなんだ!ながれぼしさんに ありがとう いわなきゃね!」

「うん!そうだね!....______________ 」
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懐かしい夢とともに目が覚めた。
「なんでこんな夢...」
起き上がるとなぜか頬が濡れていた。

私は神崎 星絵 (かんざき ほしえ)、超平凡な女子高校生だ。今日から2年生になる。

支度を済ませ、重い体を動かし家を出た。
教室に着くと体が重く感じる原因である光景が目に嫌でも飛び込んでくる。
ー いじめ ー だ。
そのターゲットとなっているのは...
今井 流星 ( いまい るい )
私の "元" 親友...

私は過ちをおかしてしまった。
絶対にやってはいけなかったこと、もう元になんか戻れないこと
そう、親友を「裏切った」
自分の小さな嫉妬心によって...