プレゼンも無事に終わり


上司として部下のために頼み込むという
今までにない経験もした。

ただ中野のためと思うといくらだって頭をさげられた。あの根性と努力負けん気いい部下を持つというのはこういうことか。


卓『お前変わったな』


俺「なにが?」


卓『上司の顔になったっていうか』


俺「フッうるせぇ」


卓『成瀬さん成瀬さんって可愛いよなぁ
あんな後輩いたら』


俺「お前殺されてェのか」

俺が出した拳は卓也の手によって阻まれた。
さすが昔から一緒に喧嘩してきただけある

卓『フッバレバレだよ』


俺「お前が仲間でよかったよ」


卓『それ昔の話?それとも今?』


今となってはお互いにスーツなんか着ちゃってるけど
こんなまともな未来が俺に待ってるなんて昔の俺なら信じない。


そう思うときっと想像もしないことが
未来に待ち受けてるのかもしれない…