「ん??」
なんか見覚えのある顔が逆さまに…
『おい』
「うげっ成瀬さん?どうして!?」
『お酒の弱いお前が
部長にたくさん飲まされてたから
ちゃんと家に帰ったか確認しにきただけだ」
「どうして」
『あ゛?』
「どうして……っ」
『は!?なんで泣くんだよ!』
「だってぇ…っシクっ…ヒクッ…」
なんでこんな時にそんな優しくするの……
『おまえ飲みすぎだよ、
空き缶何個開けたんだよ』
「な、成瀬さんの…」
『俺の?』
「もういいです」
『は!?』
「もう帰りますから。」
『あーあーあ』
私が手に持ってた空だと思ってた缶に
まだお酒が入ってたらしく私のスーツはお酒まみれになってしまった。
本当に惨めだな…
叶わない恋しちゃうし
体は使っちゃうし…
服はびしょびしょ
体はアルコールに侵略されている。



