成「じゃあ、俺こいつ送ってくから」


私「え?私は大丈夫…」


実はこの四人仕事場の近くで同じ最寄駅だった


早「江莉ちゃん?
もう遅いんだから甘えて送られた方が可愛いよー」

そんなこと言われたって
私は可愛くいるなんて無理、

だいたいそんなこと言われたら
成瀬さんの顔を見るに見れないし


私「あいにく私は可愛い女になれない性
成「こいつが可愛い女になるなんて無理だろ」


いや私もそう思いますよ成瀬さん。
だけど…わざわざあなたに言われる筋合いもないというか。1番言われたくないっていうか


早「そうかな?江莉ちゃん可愛いよ?」


私「え?」


早「お前だってそう思うだろ?」

思わず成瀬さんの方を見た

成「お前は許容範囲が広いな」


私「……っ!」


成「ん?可愛いとでも言われると期待した?」


ええ。期待しましたよ
だって今が可愛いとかじゃなくて
これから可愛くなれるかどうかの話。

その可能性すら私に残ってないなんて


私「いえそんな」


私は平然を保った


成「じゃあ帰るから」


早「え?送ってかないの?」


私「もういいです」


私たちはそれぞれの家の方向に別れた。