ある晴れた日の午後。

君の好きなキンモクセイの匂いがする。

君の入院する病院に行って、

いつものように面会室に行く。

「カズくん。」

君は僕をそう呼んだ。

「大丈夫?」

僕の彼女への第一声はいつもこれ。

どんなことがあっても、

君への第一声はこれ。