クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。



「……み、皆さんっ、ごめんな────」


「フッ」


え?


横から突然、息を吐くような音がしたかと思うと、


「ハハハハハッ、たこ焼きって凶器なの?あんなにうるさい瑛斗黙らせるとかさっ、ハハッ、俺も熱々のたこ焼き、1、2個常備しとこうかな。そしたら瑛斗のそのうるさい口塞げるんだよね?ハハッ」


えっ?


えっ?


えっ?



真横でお腹を抱えながら笑ってるのは、あの、常に気だるそうで、ポーカーフェアスをあまり崩さない早凪くん。


彼の顔がここまで形を変えているのを見るのが初めてで、彼のところを向いたまま固まってしまう。


それは、私だけじゃなくて、明人さんや翼くん、瑛斗さんも同じで。


黙って見てる私たちにお構い無しで、早凪くんは「クククッ」と笑っている。



……こんなに、笑うんだ。