クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。



「っ、あっ、あふい!あふい!あふい!」


「っ!!」


顔を上げてハフハフさせてる翼くんと、口元を手で押さえて目を見開いたままの瑛斗さん。


「だ、大丈夫ですか?二人とも!」


案の定、ものすごく熱そうで慌てて声をかける。


「アヒはん(アキちゃん)!みふ(水)!みふ!(水)」


「……飲み込んだ、喉死んだ」


立ち上がって身体をバタつかせる翼くんと、熱さで固まってしまった瑛斗さん。


あぁ、どうしよう。
たこ焼きなんてやっぱりセレブには不慣れすぎて、ダメだったかな……。


本当はすんごく美味しいものなのに。


熱さで味がわからなくて、しかも二人の身体に怪我なんて負わせたらっ!



「はぁー!死ぬかと思ったぜ!!」


明人さんから受け取ったお水を一気に飲みした翼くんが呟いて。


申し訳ないことをしてしまった、痛い思いをさせてしまった、ちゃんと冷まさなきゃいけないことを前もって伝えきれなかった、と頭の中が反省でぐるぐるといっぱいになる。