「わ〜!めっちゃ楽しいこれー!ずっとくるくるさせてたい〜」
「あ、ちょ、翼、そこ俺が回すから。こっからここが翼のとこ」
わいわいと言いながら、初めてにしては本当に上手にたこ焼きを回す2人。
私はこんなに器用にできるか自信がない。
「あれ、早凪くんは?やってみない?」
一部始終を黙って突っ立って見てた早凪くんに声をかける。
やっぱり、早凪くんはこういうのに興味なかったかな。
寮のみんなを笑顔にしたいって私なりに考えた結果だから、はやくも失敗に終わったかと思うとへこむ。
早凪くんの、楽しそうな顔も見てみたかったけどな……。
「俺はゆるとやる」
「えっ、」
予想外の早凪くんのセリフに思わず聞き返す。
「ダメ?」
そう首を少し傾げて聞いてくる早凪くんが、少し可愛くて、不覚にもキュンとしてしまう。
一見クールそうに見えるのに。
可愛い顔もできちゃうんだから、ずるい。



