クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。




「フフッ」


「どうしたのゆるちゃん、そんなにニヤニヤしちゃって」


っ?!


放課後、寮に帰って厨房で明人さんの手伝いをしていると、明人さんにそう言われ、慌てて口元を抑える。


「す、すみませんっ」


「全然いいけど、たこ焼きそんなに楽しみ?」


たこ焼きの生地を混ぜながら明人さんが笑った。


「えっと、それもあるんですけど……実は……」


少し間を置いてから、今日学校であったことを明人さんに説明する。


早凪くんとの登校はなんとか彼が誤魔化してくれたこと、円が話しかけてくれたこと、これからも一緒に過ごしてくれるって言ってくれたこと。


「へ〜!よかったじゃん!早凪との登校もなんとかごまかせたみたいだし、少しは安心しても良さそうだね」


話を聞いた明人さんはそう言ってホッとしたように笑顔を見せる。