クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。



今の何っ?!

顔の熱を冷まそうと必死に両手を頬に当てる。

完全にからかわれてるよ。

今まで男の人とお付き合いなんてしたことない私はもちろんなんの免疫もないわけで。


そんな私の反応を翼くんも楽しんでいる。


可愛い子だけど、危険だなぁ。


──────コンコンッ


少し歩いて、お次は日比野さんの部屋。


これまた勇気が必要だ。


あの綺麗な顔と話すだけでもすこぶる緊張するのに、あのチャラさだもん。


─────ガチャ


「おー!ゆるちゃんじゃん!なになに?デートのお誘い?」


さっきまで結ばれていたロングヘアは、解かれてサラサラと揺れている。


結んでるときも素敵だなと思ったけど、これもまた色気が出てすごい。


「あっ、デ、デートのお誘いじゃなくて洗濯物を届けにきました!」


「あ〜洗濯物ね。っていうことはあれだ、ゆるちゃん俺の下着も畳んだってことだ」


っ?!


さっき冷ましたばかりの顔が、またもボッと熱くなる。なんだってここの人たちはこういうことを平然と……。