クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。



メイクも決めるって、どういうこと?


「俺も今ちょうど、さっき届いた新作のリップ、ゆるちゃんに試してみたいって思っててさ!それでゆるちゃんのこと探してたんだけど、翼ともうそういうことしてんなら話が早いな」


「ちょっとエイちゃん、やらしい言い方しないでよね〜。俺は健全な心でゆるちゃんをモデルにスカウトしたんだからっ」


「俺だって健全な心です〜〜」



「エイちゃんは下心と書いて『けんぜん』と読むタイプなんですね〜」



2人の話がどんどん進んで行って、先が全然見えない。


つまりは?



「ゆるちゃん、俺の部屋においで〜♪いいことしてあげるからっ♪」


「うわっ、アキちゃんと早凪に言いつけるよ?」


「心配なら翼も来ればいいだろ〜。さ、行こうかゆるちゃん」



「あっ、ちょっ」



流されるまま瑛斗さんに背中を押されてから、私は翼くんの部屋を後にして、隣の瑛斗さんの部屋へと向かわされた。