クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。



翼くんがシャッターを切ろうとした瞬間、部屋のドアがノックされて、そのままガチャと開けられた。


「ねぇ、翼〜、ゆるちゃん見なかっ───」


「……っ、」


「えっ、何してんの2人とも!」



ドアから顔を出して翼くんに声をかけた瑛斗さんが、私に気付くなり、部屋へと入ってきた。



どどどどどうしよう……。
翼くん1人に見られるならなんとか耐えられたけれど、まさか瑛斗さんにまでこの格好が見られてしまうなんて!



「これは……あの、」



「ちょうどよかった!待って翼。ゆるちゃん撮るんなら、その前にちゃんとメイクも決めた方が良くない?」


この状態をどう説明しようかと、口をパクパクさせていると、まるで見ただけで全てを把握しました、って顔で瑛斗さんがそういった。