クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。




翼くんに、いつもと違う格好をしている自分を見られるのが恥ずかしくて俯く。


やっぱり似合わなかったって、絶対思われるよ。


「……ゆるちゃん」


翼くんの、いつもより低いトーンの声がして、やはり思ってた通りの反応だ、っとさらに落ち込んでしまう。


「ねっ、言った通りでしょ?私こういうの全然似合わな─────」



「すっごく可愛いよ!ゆるちゃん!え!何!それ本気で言ってんの?」



っ?!



突然、両肩を掴まれたかと思うと翼くんの可愛いお顔が至近距離にあって、驚きで固まってしまう。


「えっ、嘘だ」


「これでも人気ブランドの社長の息子だよ?それでも疑うの?」



「いや……だって……」



「照れてるんだ、ゆるちゃん」



「……っ、」



そりゃ、照れるに決まっている。


たとえ翼くんの言葉がお世辞だとわかってるつもりでも、面と向かって褒められてしまうと、顔は正直火照ってしまう。