洗濯物を持って来て留守の時でも、部屋をジロジロ見るのは失礼かなと思ってあんまりちゃんと見たことがなかったから、なんだか新鮮。
「素敵だね、翼くんの部屋」
「うちのブランドのものばっかりだよ」
ん?うちの?ブランド?
そういえば、私、この寮の3人の家柄のこと何も知らないや。
セレブ学校の中でもさらに桁違いのお金持ちである3人。
一体、どんな家柄なんだ。
「えっと、翼くんのご両親って……」
「ファッションブランドMilg(ミルグ)の社長だよ」
「えぇ?!ミ、Milgの、しゃ、社長さん?!」
思わず目を見開いて声を大にしてしまった私に比べて、翼くんはこんな反応にはもう慣れっこのように落ち着いて、ベッドに腰掛けた。



