俺がきみの一番になる。


普段大人っぽく見えても、親の前だとまだまだ子どもだなぁ。

なんて。

車に乗ると、なんと助手席には草太のお母さんもいた。

お母さんとは一度面識があるからなのか、そこまで緊張はしなかったけれど。

「うふふ、見てたわよー! 草太、いいわね、青春ねー! 羨ましいわっ! 亜子ちゃん、草太をよろしくねー!」

「い、いえ、はい、こちらこそっ」

「あなた、青春って何年前だったかしら? いいわよねぇ」

「ん? ああ、そうだな。しかし、俺たちだってまだまだ負けてられないぞ」

「もう、なに言ってるの、あなたったら」

「俺は母さんのことを世界で一番愛してるからな」

「もう、やだー!」

草太のお父さんとお母さんはとても仲がいいらしく、お互いを大事に想い合ってることが伝わってくる。

「やめろよ、子どもの前で。恥ずかしいだろ」

「あらー、いいじゃない。いずれはあなたたちも夫婦になるんだから、今のうちから私たちの姿を見て勉強しておきなさい」

「「なっ」」