愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜







「今日は私のために足を止めていただいてありがとうございました!


またどこかで、皆様とお会いできることを楽しみにしています!


本当にありがとうございましたShionでした〜!!」




たくさんの人の笑顔を見ながら裏に戻る



「アンコール!アンコール!」
「シオン〜!!」



会場からたくさんの声が聞こえてくるんだけど…


アンコール…?!

そんなのあるの?!というか、このイベントにアンコールがあるなんて思いもしなかった…


「大野さん…ど、どうすればいいです…?」


「…僕もアンコールが来るとは思ってもいなかったからねぇ…笑

まだ時間あるし、自由にやって来なよ!」



じ、自由にですか……

余計に困るやつですね、

でも、もう一度私を呼んでくれるなんて


こんな嬉しいことないよね。



「…じゃあ、行って来ます!!」




私はもう一度ステージに戻り、

弾き語りで3曲を歌った