「デレデレなの珍しいな」
「…いいじゃん別にっ!
……くっつかれるの、いや?」
嫌なわけないだろ、そんな奴いねーわ!
けど、こういう時こそSっ気が出て来てしまう
「うん、嫌かな」
うわー、俺性格悪。笑
こんな可愛いの目の前にしたら何故か意地悪したくなる
でもさ、男ってみんなそうじゃない?笑
「……っ、わかった。離れる」
シュンとして俺から離れる紫音
…本気にさせてしまったか?
「ごめん嘘。行くなって」
離れた紫音をギュッと抱きしめる
「……嫌って言ったじゃん」
「嘘だってば、意地悪したくなっただけ」
「なにそれ……」
ちょっと拗ねてるみたいだけど、離れようとはしない。笑
「ごめんって、今日紫音の好きなゆずシャーベットやって来たから許して?」
「……許す。」
ゆずというワードに弱い。笑
「よし、早く食べてゆっくりしよ?」
「うん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
千翼side終



