「しーおっ」
「ん〜?」
「ここきて」
ちぃ君に膝の上に座るように呼ばれたので座りに行くと、
「何でそっち向くの」
「え?
…うわっ!」
背を向けるように座ると、ぐるっと反転させられ、グッと腰を引かれた
「っ…近い……」
「今更なに照れてんの?笑
こんなのもう慣れたものだと思ってたのに」
いや、慣れたと思ってるのはあなただけですよ?
私はいつも近くにいるだけで心臓がバクバクするんです…!
「顔が真っ赤な紫音さんに聞きます
今日はどういう日でしょう?」
「…今日?」
ちぃ君の誕生日は1ヶ月前に終わってるし、
他になんかあったかな…?
「…ごめんなさいわかりません……」
「だよね。
今日は俺が紫音に放ったらかしにされて1週間の日」
「…はい??」
えっと……どういう事?!
「ここ最近紫音仕事忙しくって全然構ってくれてなかったから俺もう限界。
紫音不足で死にそうなんだけど」
そう言って、今度は抱きしめられた
「はぁ〜。紫音の匂いがする」
「な、なにそれ。笑
……ごめんね、ゆっくり出来てなくて。」
仕事が終わっても、疲れてすぐに寝てしまってたから、
本当に朝くらいしか話をすることがなかった
「いいよ。今こうやって出来るから」