今日から3ヶ月ここに住むのか…。


社長だから立派なとこに住んでるんだろうなと覚悟してたけど、まさかこんな高級マンションだとは…。


「まゆお待たせ。それじゃあ行こうか」


「はい。って、荷物持ちます」


「いいよ。まゆはこっち」


スーツケースを持ってない方の手を差し出され、少し躊躇いながらそっと握った。零さんは満足そうに笑い、足を進めた。


「ここだよ」


到着した場所は、まさかまさかの最上階。本当にすごい人なんだと改めて実感する。


「そんなに緊張しなくていいよ。外装はすごいかもしれないけど、中は普通だから」


そう言って、チャイムを鳴らすと中から足音が聞こえた。


ついに家政婦さんとご対面!!


「なんでてめぇ、こんなに帰ってくんの早いんだよ!女とデートって言ってただ…ろ…」


え…。


扉を開けた人物を見て固まってしまった。いや、私だけじゃなく目の前にいるその人も私を見て固まっている。


「うるさいぞ幹。まゆが驚いてる」


そう。その人物とは私もよく知ってる幹さん。幹さんなんだけど…本当に同一人物かってくらい違う。


「は?な、なんで…」


「今日からまゆもここに住むからよろしく」


その瞬間、幹さんの顔がわかりやすく頬がピクピクと引きつった。