初恋レモン

「まぁ、みんなで楽しく過ごそう!」


顔を見合わせてニコニコしながら
私達はたこやきパーティーの準備に
取り掛かった。


私とさくらちゃんは
具材担当。
3人にはテーブルのセットを
お願いした。


「菜々、本当に料理出来るんだね…。」


ただ具材を切ってるだけなのに
目を輝かせていた。


「案外慣れるよ!」


「本当に~?
私には一生縁がなさそう…。」


「だって結婚したら
嫌でもしなきゃだよ?」


光輝君だってきっと
さくらちゃんの手料理食べたいはず。


「そうしたら菜々たちと
一緒に住んで菜々に作ってもらえば
いいんじゃない!?」


名案~!なんて喜んでる。
普通なら絶対ないなって思う所だけど、
ちょっと楽しそうだなあって
想像してしまった。