ちょっと拗ねたように
頬を膨らませた。


「ご、ごめんね!
2位すごいね!!おめでとう!!」


「思ってないでしょー!」


わざとらしく怒ったふりをした
さくらちゃん。


焦る私をからかっている。


その後も小声でごめんと何度か謝ると
クスクスと笑って許してくれた。


そんなやり取りをしている間に
麗華先輩もステージ上に並び、
全員が揃っていた。


横を見たら目が合った麗華先輩に
軽くお辞儀をするとニコッと
笑ってくれた。


綺麗な顔…
じゃなくて。
私やっぱり場違いじゃない!?


だけど、ステージから見える人達は
私の事を笑っている様子はなくて
優しい人ばっかりなんだなと思った。