初恋レモン

「ごめん待たせて。」


海人君が戻ってきたころには
わたあめは全部私の
お腹の中だった。


「ううん!全然!」


むしろちょうどいい時間だった
なんてことは言わないけど。



それからは
いつも通りのデートみたいに
あちこち回って
食べて飲んで
当番の交代の時間を迎えた。