大好きな君に


まぁ2人で歩いていると同級生って思われることもあるからね。


でも藍くんには言わない。


「内緒」と言って笑い続ける私の首に藍くんがマフラーをぐるぐるっと巻いた。


「外寒いからな」


藍くんが巻いてくれたマフラーからはせっけんの香りがした。