先生、好きです


ガラ–
「失礼しまーす」

準備室に入ると神田先生が椅子に座ったまま
眠っていた

「神田せんせーい」

肩をトントンしたら起きた

「んっ‥おー来たか美月」

寝起きの先生レアじゃない?!
寝癖が可愛い‥
なんて事を考えてたら
「お前さぁ俺の授業の時毎回聞いてないよなぁ」

え?!

「俺の事嫌いか何か?」

いきなり言った先生の言葉に一瞬ドキッとした‥

「他の教科は成績もいいって聞いたし‥」

先生が少し落ち込んでるようにみえて
リンちゃんの言葉が頭をよぎった
『告白しちゃえば?!』

「好き‥です」

ん?え?!今の私??!
何言ってんの先生に!!
そんな私の心配をよそに先生は
「なんだよ、数学好きならしっかりやれよ」

数学…の事じゃ無いんだけどなぁ

そんな余裕な先生に少しムカついた私は

「数学なんて…大っ嫌い!!!」

そう言って準備室から飛び出した