先生、好きです


「せっ先生!!」

少し離れた駐車場に停めてある車に乗り込もうとしていた先生を呼び止めた

「何だ」

少し不機嫌そうな先生が振り返って私を見た

「あ、あのどうして…」

「さっきも言ったろ。
一応担任として心配だっただけだ」

担任として…か…

「そうでしたか…
心配かけてすいません!
でも岬さんとは本当に知り合いなので安心して下さい!!
では!これで失礼します!」

ペコッと頭を下げて
来た道を戻ろうとした時…

「美月…
お前の気持ちに応えてやれなくて悪るいな」

えっ…

振り返る事ができずにいると
先生はそのまま話を続けた

「けど、今日分かったよ…
お前の俺に対しての思いはそれほど大きくなかったみたいだな」

なに…どう言うこと…

「さっきの奴と幸せにな…」

先生…どうしてそんなこと…

私は勢いよく振り返って

「なんですかそれ…
私は…本気で先生を好きなのに…
なんでそんな事言うんですか…」

いつの間にか泣いていた私は
感情が止められなくて

「先生が振ったんじゃないですか!
私の気持ちに応えられないなら、
こんな所まで来ないでください!
そんな事されたら……

諦めるにも諦めらないじゃないですか…!」

私が泣きながら叫ぶ姿を
先生はジッと見ていた…

「もう…先生の顔見たくないです…
帰って下さい…」

俯き加減でそう言う私に先生は

「また明日学校でな」

そう告げて帰って行った