先生、好きです


「きょ…今日どこ行くんですか?」

私が尋ねると同時に青信号になり
車を発進させた岬さんが

「俺の行きつけ!」

と答え、お店に着くまで会話はなかった…

それまでの間私はふと、
下駄箱でリンちゃんが言ってた事を思い出した

『でも…
授業中寝てる柚を先生何度も見てたよ?
なんか考え事してる感じだったし…』

あれは何だったんだろう…

それに多分
神田先生は2年になってから入ってきた先生だから
私が芸能活動してる事知らないんだと思う。

一応学校側のごく一部の先生にだけは
学校に行けない時もあるから話してあるけど
神田先生はまだ知らないんだろうな。

先生…
私の事避けてるのかな…

告白なんて勢いでするんじゃなかったなぁ

窓の外を見ながら考え込んでた私を
岬さんは気づいていたんだろうけど
声をかけてくる事はなかった