先生、好きです


私の事は柚羽って呼んでくださいと付け加えると
『わかった』と一言言って

「柚羽ちゃん、早く行こ?」

声を元に戻した岬さんは私の腕を掴んだ

「は、はい…
リンちゃんまた明日ね!」

私が岬さんの後に着いて行くと
案の定周りから

『なにあの子!』
『尚くんの何なの?!』

などとキャーキャー騒がれたけど

何とか岬さんの車に乗り込む事が出来た

運転席に座る岬さんが大きなため息をついてたから
フフッと私が笑うと

「何?!どうしたの?」

って岬さんがこっちを見てきた

「だって、変装もしないで高校なんかに来たら
そりゃ騒がれますよ…」

笑いながら私が言うと

「確かにね。でもまさか柚乃ちゃんが
学校で隠してるとは思わなかったよ…」

「隠してるわけじゃないんですけど、
ほら、私仕事の時お化粧してるじゃないですか。
それにコンタクト付けないで眼鏡で
入学式にスッピンで行ったら気付かれなかっただけです!」

「そんな変わるかなー?」

と岬さんは赤信号になるたびに私の顔を見てきた

な、なんかそんな改まって見られると恥ずかしいから何か話題変えないとっ!!