28話
翌日、勤務を終えた繋が病院から出るとそこには亮太と雅美がいた。
雅美は初めて繋と対面した。
「実奈の母です」
「初めまして実奈さんと交際させていただいている手川繋です」
繋は頭を下げた。
雅美も予想していたよりも真面目そうな繋に安心した。
そして場所を変えてレストランで話をした。
「娘を支えていくのは大変な事です。だから娘と別れて下さい」亮太は再度頼んだ。
「何度も言っていますが私は覚悟しています。彼女を支えていく事を」
「でも手川さんが思っている以上に障害者を支えるという事は大変な事なんですよ。家の中では排泄の始末もありますし」雅美は言った。
「外に行くともっと大変です。周りからの視線は勿論、バリアフリーのない場所だったりするととても大変です」亮太も言った。
「高校生の時に実奈はトラックで事故に遭い車椅子生活になってしまいました。それ以降、実奈を支える生活が始まりました」雅美は辛そうだった。
「実奈が行く場所によっては付いていかないといけないし行ける場所にも制限があります。それに人混みのところに行くと周りの目があって嫌でした。まるで嫌がられているようで」
「それは思い込みです」
雅美の言葉に繋は突っ込んだ。
「なぜそんなに障害者を見下すのですか? 障害者は恥ではないです。恥なのは障害者を否定して隠す事です」
亮太と雅美は予想外の反論に驚いた。
「……自分は何度もドラマに出てきそうな綺麗事ばかり言ってきました。正直、自分でも恥ずかしいぐらい嫌でした。世の中、ドラマのように乗り越えられる事ばかりじゃないというのに」
繋の話を亮太と雅美は口を挟まず聞く。
「だから実奈を隠すような事はしないでください。失礼します」
繋は立ち上がりそして出て行った。
繋は自分の言っている事は完全に正しいとは思っていない。
しかしそれでも亮太と雅美の考えを受け入れたくはなかった。
亮太と雅美はしばらく考える。
「……帰ろう」
そして帰ろうと外に出た時だった。
突然、トラックが突っ込んできて亮太と雅美をはねた。
すぐに救急車がやってきて2人は病院に搬送された
翌日、勤務を終えた繋が病院から出るとそこには亮太と雅美がいた。
雅美は初めて繋と対面した。
「実奈の母です」
「初めまして実奈さんと交際させていただいている手川繋です」
繋は頭を下げた。
雅美も予想していたよりも真面目そうな繋に安心した。
そして場所を変えてレストランで話をした。
「娘を支えていくのは大変な事です。だから娘と別れて下さい」亮太は再度頼んだ。
「何度も言っていますが私は覚悟しています。彼女を支えていく事を」
「でも手川さんが思っている以上に障害者を支えるという事は大変な事なんですよ。家の中では排泄の始末もありますし」雅美は言った。
「外に行くともっと大変です。周りからの視線は勿論、バリアフリーのない場所だったりするととても大変です」亮太も言った。
「高校生の時に実奈はトラックで事故に遭い車椅子生活になってしまいました。それ以降、実奈を支える生活が始まりました」雅美は辛そうだった。
「実奈が行く場所によっては付いていかないといけないし行ける場所にも制限があります。それに人混みのところに行くと周りの目があって嫌でした。まるで嫌がられているようで」
「それは思い込みです」
雅美の言葉に繋は突っ込んだ。
「なぜそんなに障害者を見下すのですか? 障害者は恥ではないです。恥なのは障害者を否定して隠す事です」
亮太と雅美は予想外の反論に驚いた。
「……自分は何度もドラマに出てきそうな綺麗事ばかり言ってきました。正直、自分でも恥ずかしいぐらい嫌でした。世の中、ドラマのように乗り越えられる事ばかりじゃないというのに」
繋の話を亮太と雅美は口を挟まず聞く。
「だから実奈を隠すような事はしないでください。失礼します」
繋は立ち上がりそして出て行った。
繋は自分の言っている事は完全に正しいとは思っていない。
しかしそれでも亮太と雅美の考えを受け入れたくはなかった。
亮太と雅美はしばらく考える。
「……帰ろう」
そして帰ろうと外に出た時だった。
突然、トラックが突っ込んできて亮太と雅美をはねた。
すぐに救急車がやってきて2人は病院に搬送された
