スマイルウォーター

25話
そして観覧車から降りた繋と実奈は次に何を乗るか考える。
すると目の前にコーヒーカップがあった。
「あれに乗ろうか?」
「うん」
そして2人はコーヒーカップに乗った。
すると周り始めた。
実奈は楽しむが繋は気分が悪くなった。
繋は回転するものが苦手だった。
しかし回転が速かったため繋は気分が悪くなった。
夕方、2人は話しながら帰っていた。
繋は気持ち悪かったが耐える事にした。
結局乗れたものは観覧車とコーヒカップといったものぐらいだった。
「繋、今日はあまり乗せられなくてごめんね」実奈は謝った。
「いいんだよ。俺も観覧車とコーヒーカップに乗りたいと思っていたし……それに遊園地以外にも楽しめるスポットはたくさんあるからな」繋は言った。
「……繋が彼氏で私嬉しい」実奈は笑顔になった。
「私、高校生の頃、事故に遭って遊べないでいたの」
繋はドキッとした。
「ずっと車椅子で過ごしていて行ける場所っていったら公園しかなくて遊べる相手もいなくてとても寂しかった」
繋は真剣に聞く。
「1番辛かったのはバスケットボールが出来ない事だったよ。選手になる夢も失ってしまったし」
繋は悲しくなった。
「……でも障害者スポーツに車椅子バスケットがあるじゃないか」
「私には無理だよ」
「そんな事ないさ。俺だってずっとなりたいと思っていた天才ドクターになれたんだ」
「そういえば繋は何でドクターを志したの?」実奈は聞いた。
「子どもの頃、好きだったヒーロー番組があったんだがその主人公が医者だったんだ。俺はそんなヒーローに憧れて医者を夢みたんだ。でもその後、医療の本やテレビ番組を見ていくうちに将来、医者になって多くの人を救いたいと願った」
「そうなんだ」
「実奈は何でバスケット選手になりたいと思ったんだ?」繋は逆に聞いた。
「小さい時、お父さんにバスケットボールの試合に連れて行ってもらった時にその試合を観て影響を受けたの。それで友達と一緒にバスケットボールをやっていく内に好きになったの。でも部活動とかではやらないで独学で勉強したの」
繋は高校生の時を思い出した。
実奈とは色々話したがしかしお互い夢の事は話した事がなかった。
「でもバスケットも良いけどもう1つ興味があるものがあるんだけど」
「何だそれ?」
「絵を書くことよ」
繋はピンときた。
絵なら腕だけで出来るしどこでも出来るため実奈にとっては良いと思えた。