17話
診察を終え繋が屋上に行くと導がいた。
「繋か」
「いたのか」
「どうだ? 彼女の方は?」
「順調だ」
「そうか……俺も昔、付き合っていた彼女がいたけどその人、お金目当てだったな」
繋は思わず導を見る。
「それで俺は彼女と別れる事にした。俺よりも金にしか興味のない女とは付き合えないと思って」
繋は悲しくなった。
「お前も辛い目にあったんだな」
「そうだ。だが世の中、色々あるしそんなんで落ち込んでいたらドクターとしてやっていけないだろ」
繋は思った。
なぜ障害者は障害があるだけで悪い人間にみられるのか。
普通に考えて障害者はただ不幸な事故や病気で障害者になっただけなのに。
「でも俺は彼女に約束した。必ず天才ドクターになってまだ君と会うと。そして後悔させると」
導は去っていった。
成香は陰から見ていた。
「何見ているんだ?」
振り返ると一弥がいた。
「何でわざわざ自分から苦の道に進むのかなと思って。車椅子の彼女を支えるなんて大変なのに」
「それが繋なんだよ。たとえ険しい道に進む事になっても繋なら乗り越えられるさ。それに繋はドクターだからね。きっと彼女の心も治療できるさ」
成香はやはり納得がいかなかった。
「だが俺は障害者と付き合うなんて嫌なものでな」
成香は注目する。
「何でそう思うの?」
「………成香には関係ない」一弥は動揺していた。
そして機嫌を悪くした一弥は去っていった。
成香は一弥の言葉が気になった。
翌日、繋が屋上に行くと一弥がいた。
「繋、まだ障害者と付き合っているのか?」
「そうだがそれがどうした?」
繋はまだ何が言われるかと思った。
「障害者と付き合うなんてただ傷付くだけだ」
「なぜそう思う?」
「障害者はみんな自分勝手だ。障害があるからって偉そうにしているし」
繋は注目する。
「何があったのか?」繋は思わず聞く。
一弥はしばらく考えるが話し始めた。
「俺は数年前、医療の大学で障害者と触れ合う活動をしていた。しかしそいつらは障害者だからって偉そうに俺達をこき使い挑発するような奴らだった。でも相手は障害者だから俺は歯向かえず我慢しながら彼らと接した。そのうちに俺は気付いた。障害者はみんな偉そうな奴らだと」
「………」
繋は何と言ったら良いか分からなかった。
障害者にいじめられた過去を持つ一弥に障害者はみんな悪い人達ではないと言ったところで心に何も響かないと。
「俺は行く」
一弥は去ろうとした。
診察を終え繋が屋上に行くと導がいた。
「繋か」
「いたのか」
「どうだ? 彼女の方は?」
「順調だ」
「そうか……俺も昔、付き合っていた彼女がいたけどその人、お金目当てだったな」
繋は思わず導を見る。
「それで俺は彼女と別れる事にした。俺よりも金にしか興味のない女とは付き合えないと思って」
繋は悲しくなった。
「お前も辛い目にあったんだな」
「そうだ。だが世の中、色々あるしそんなんで落ち込んでいたらドクターとしてやっていけないだろ」
繋は思った。
なぜ障害者は障害があるだけで悪い人間にみられるのか。
普通に考えて障害者はただ不幸な事故や病気で障害者になっただけなのに。
「でも俺は彼女に約束した。必ず天才ドクターになってまだ君と会うと。そして後悔させると」
導は去っていった。
成香は陰から見ていた。
「何見ているんだ?」
振り返ると一弥がいた。
「何でわざわざ自分から苦の道に進むのかなと思って。車椅子の彼女を支えるなんて大変なのに」
「それが繋なんだよ。たとえ険しい道に進む事になっても繋なら乗り越えられるさ。それに繋はドクターだからね。きっと彼女の心も治療できるさ」
成香はやはり納得がいかなかった。
「だが俺は障害者と付き合うなんて嫌なものでな」
成香は注目する。
「何でそう思うの?」
「………成香には関係ない」一弥は動揺していた。
そして機嫌を悪くした一弥は去っていった。
成香は一弥の言葉が気になった。
翌日、繋が屋上に行くと一弥がいた。
「繋、まだ障害者と付き合っているのか?」
「そうだがそれがどうした?」
繋はまだ何が言われるかと思った。
「障害者と付き合うなんてただ傷付くだけだ」
「なぜそう思う?」
「障害者はみんな自分勝手だ。障害があるからって偉そうにしているし」
繋は注目する。
「何があったのか?」繋は思わず聞く。
一弥はしばらく考えるが話し始めた。
「俺は数年前、医療の大学で障害者と触れ合う活動をしていた。しかしそいつらは障害者だからって偉そうに俺達をこき使い挑発するような奴らだった。でも相手は障害者だから俺は歯向かえず我慢しながら彼らと接した。そのうちに俺は気付いた。障害者はみんな偉そうな奴らだと」
「………」
繋は何と言ったら良いか分からなかった。
障害者にいじめられた過去を持つ一弥に障害者はみんな悪い人達ではないと言ったところで心に何も響かないと。
「俺は行く」
一弥は去ろうとした。
