そう言って馬に乗ろうとする彼ら よく見れば足を引きずってる人がいたりと、全然大丈夫そうには見えなかった。 「私も連れて行ってください!みなさんの傷が完治するまででいいので!」 ずっと1人で知識だけを蓄えてきた私が初めて治療した人たち。 完治するまでは私が責任を持ちたい。 たぶんこの中で1番上の立場である彼 私の名前を聞いてくれた人が近づいてくる。 しばらく彼とじっと目を合わせる。 そしてふっと彼が笑った。