そのあとも私はご飯を食べ続け、気づけば完食。

自分でもびっくりした

すると先生が入ってきて

「響紀ちゃん、ご飯どのくらい食べれ…」

何も残っていないお皿を見て先生は唖然とする。

「響紀ちゃん、?捨てるくらいなら残しておいても…」

さすがに酷くないですか先生。

「食べましたよ!捨ててないです!」

「マジ…?」

先生もビックリしすぎてマジとか言ってるよ

「マジです。」

「よかった~。いつも全然食べないから」

心底ほっとした顔をする先生。

「…ありがとうございます」

「ん?なにが?」

なんのこと?みたいな顔をする先生

「先生、私が食べやすいように工夫してくれてたんですね」

すると納得したのか

「あぁ、だって食べないと栄養も取れないし、それなら味を少し濃くして食べやすいようにって思って」

なんて優しい先生なんだろう。

いままでなんで気づかなかったんだろう。