裏切り族

次の日......

私は今瑠璃に殴られている。

こんなことになったのも少し遡る。

いつも通り登校すると、何故か異常に蓮が構ってきて、それを無視し続けたら、こいつの怒りを買ったってわけ

瑠璃「蓮に近づいてみろ!殺すからな!!」

バチン!!

ビンタする必要ないだろ

お腹の痛みを我慢しながら屋上に向かった。

そこではまた見覚えのある光景

奏達が、蓮達と喧嘩をしている。

春「雪!って......どうしたのその頬」

『ちょっとね......それよりまた喧嘩?辞めてよ』

奏「どうしたんですか?その頬」

私の近くに来て、少し小さな声で奏が言った。

『あの女にやられた......』

奏「蹴られたりもしたんですか?」

『まぁね』

奏「分かりました、って今から来ますよ。」

そう言ってドアを見てみると、タイミングよく開いた

瑠璃「あれ?みんな来てたの?探したんだよ?」

『じゃあ、春たち行こ?』

夏「あぁ」

蓮「おい、雪お前と二人っきりで話がしたい。」

新「何言ってんだよ。お前」

『新......大丈夫、奏達がドアの外で待ってるなら、話をしますよ。』

宮「大丈夫なの??」

『大丈夫だ......外で待っててくれ』

そう言って、蓮と私だけが屋上に残った。

『それで話というのは』

私はソファーに座りながら聞いた。

ここには何故かソファーが置いてある。こいつらが下っ端に頼んだんだと思うけど

蓮「お前夢桜だな?」

『だから、何度も違うって言いましたし、私は記憶が無いんですよ?』

蓮「いや、お前は夢桜だ、だって俺達が殴って着いた痣が腕から見えたし」

!!!!

『これは、昔からのあざですよ何を言ってるんですか。』

蓮「フッ、俺たちを裏切って次は火花の総長たちを裏切ってんのか?」

『何を言っているんですか?あなたたちを裏切った?』

蓮「まだ、記憶喪のフリすんのかよ。じゃあ殴って確かめてみるか?」

そう言って私の近くに来て、腕を振り上げた。

それの様子が蓮たちに殴られた時と全く一緒でパニックになった。

『奏!!みんな!!』

バタン!!

奏「お前!何してる!」

『はぁはぁはぁ......』

宮「大丈夫?!雪!!」

『はぁはぁ......痛い......殴らないで』

夜「蓮何したんだ」

夏「雪!大丈夫!俺達がいる!」

『はぁはぁ......はぁ』

『な、夏......』

夏「俺だ、大丈夫だから、ゆっくり息しろ」

『はぁ......はぁ』

新「何された?」

『殴ろうとした......その人が......』

宮「チッ、お前火花の姫に手出すとか殺されてぇのか!!」

奏「宮今は雪が大切です。行きますよ」

私は宮にお姫様抱っこされ、空き教室に向かった。

春「大丈夫??」

『大丈夫......ちょっと思い出しただけ』

宮「落ち着いて、僕達がいるから」

『うん......分かってる』

奏「こんな暗い雰囲気ではダメですよ!」

夏「話は変わるけど、明日から本格的に体育祭の練習を全クラス合同でやるみたいだ、明日はリレーに出るヤツらの測定するみたいだぞ」

『めんどくさ......』

それからわたしたちはそのままサボり家に帰って寝た。