雪said

僕は奏たちと別れて、金を貸してるキャバクラに行った

オーナー「お、時間通りに来ましたね」

『金は?』

オーナー「はい、どうぞ今月分です」

『あぁ、じゃあまた来月な』

オーナー「遊んでいきませんか?」

『僕は女と酒を飲む趣味はない』

そう言って僕はお店を出た。

みんなに何かお土産買っていこうかな。機嫌悪かったし......

あぁ見えてみんな甘党だしな......

あ、ここのお店って今大人気で限定のドーナツが出てるんだっけ

ここでいいか......

僕はそう思い、20個のドーナツを買った

案外重いな......

僕は家の近くのコンビニで少し休憩した。

すると自動ドアから瑠璃がでてきた

瑠璃「あ!雪ちゃん!!」

ちゃん付け......てことは蓮達がいるんだな

『あ!瑠璃ちゃん!』

瑠璃「ここで何してるの?」

『少し休憩してたの、瑠璃ちゃんは?』

瑠璃「みんなでコンビニにお菓子の買い出し!今倉庫で遊んでるから、良かったらくる?」

『ううん、私はもう帰らないと心配するから』

蓮「瑠璃〜、誰と話してる」

瑠璃「あ!雪ちゃんだよ!」

夜「雪......」

『私はもうそろそろ行くね!ドーナツが溶ける前に帰らないと!』

瑠璃「重そうだね、家まで持とうか?」

『え?』

ヤバい......家がバレたら大変......

夜「俺が行くから......みんなは戻っといて、」

そう言って夜は僕のドーナツをひとつ持った

蓮達は言うことを聞いて先に帰った。

夜「キミ、あの雪でしょ......俺たちの姫だった」

『違いますよ?』

夜「いや、雪だよ......目が雪と一緒」

!!!気づいてるのか......

『そうだけど?何?みんなに言う?それでも別にいいけど』

夜「いや、蓮たちには言わない」

『なんで?どうせあんたも私が瑠璃をいじめたと思ってるんでしょ』

夜「思ってない......それに俺、瑠璃が自分でやってるところ見たし」

!!!!なのにこいつは僕が追い出された時黙ってたわけ?

『じゃあなんでそれを言わなかったのよ』

夜「ほんとなのか...不安だったから」

もうこいつと話してても意味ないな

『あっそ、ここまででいいからありがと、早くあんたも行きなさい。蓮たちが来たら迷惑、それと私のことを言いたいならどうぞお好きなように行ってください』

そう言うと夜は悲しい顔をして、帰って行った

ガチャ!

『ただいま......』

奏「おかえりなさい、その袋はなんですか?」

『あ、お土産のドーナツ限定の』

春「今限定のドーナツって言った?!やったーーー!!」

するとみんな急いでリビングに行きドーナツを食べた

夏「何かあったのか?思い詰めた顔して」

『あぁ......白鳳の夜ってやつに正体がバレた』

全「!!!!!」

新「それでどうなったんだよ!」

『いや......バラしたければバラせって言って帰ってきた、あいつは悲しい顔して帰って行ったし』

宮「そう....でもなんでバレたの?」

『僕の目で分かったって』

奏「そうですか、話は変わりますが、あの族の幹部が裏切りのレッテルを貼られました。どうします。」

『新、迎えに行けそして仲間にしろ』

新「了解〜!」

バタン!!

『僕部屋に行く......』

バタン!!

めんどくさい事になったな....

はぁ......やっぱり最初っから学校なんて行くんじゃなかったな

僕は、お風呂に入り、パソコンの前に座った。

僕の部屋の壁には、今までの思い出の写真が貼ってある。

ほとんどは奏たちで埋まってるけど、そこの1枚だけは

まだ瑠璃が入る前僕達が肩を組み思いっきり笑ってる写真がある。

捨てたいのに......どうしても捨てられない。

僕はその写真を見て、眠りについた。