少女は、白色のカーテンを開く。 星明かりが二人を照らす。 そうしたら、 少年が被っていた掛け布団の中に、 少女が潜り込んできた。 彼女は、ふふふ、 とほほ笑んだ。 二人は手を繋ぐ。 華奢な手のひらを重ねる。 「ねえ。人って死んだらどうなるの?」 と、少女が聞く。 「どうなるんだろうね」 少年が言う。 「どうなんだろうね」 と、少女が言う。 「生まれる前に、戻るんじゃないかな」 手の力を強めて、 少年は言う。 「生まれる前に、戻る」 少女が言葉を繰り返す。