二人が部屋の中に入ると、
もう夕日は、
地平線の中に消えて、
月明かりだけが
部屋の中を
青白く照していた。
月明かりに照らされた、
彼女の顔は、
美しい女神ように思えて、
うっとりとしたこの瞬間が、
永遠に続きますように。
と、空に祈った。
紺ぺきに浮かぶ、
満点の星空さえ、
二人を祝福するように、
微笑んでくれているようだった。
部屋の中には、
大きなベツド。
その横の棚に、絵本。
ぬいぐるみ、トランプ。
ペン立て、置時計。
カエルの置物。
ユニコーンの置物。
すべてが、
二人を愛してくれているようだった。


